本日の講座のテーマは“実物そっくりに描くことでは
なく、あくまでも水彩の表現枠の中で考えること
”でした。

実際の猫には無数の毛がありますが、透明水彩という
ふるいにかけることで、このような滲みを効かした
作品になりました。 

「透明水彩で描くにはどのような表現が望ましいか?」
とあれこれと考えることが、楽しみの一つでもあります。

6月28日の講座
「爽やかな竹林を描く」

〜マスキング液を工夫して描く〜


授業に使用した参考作品です。

今回は竹林という難しいモチーフでしたので、
生徒の皆さんは時折困惑したような表情を
して描いておられました。

皆さんが楽に制作出来るか如何にアドバイス
するか改めて難しいと思った講座でした。
しかしマスキングの手順やコツは幾らか
お伝えできたかと思います。

次回は「樹木」、出来るだけ簡単に描ける
ような教材をご用意したいと思います。

4花の中心部(めしべ・おしべ)は丁寧に描く。 
例=ポピー・鉄線
3花の多くは中心部が暗い。反対に花びらの先端は明るい。 例=ハイビスカス・つつじ
1模様のある花は、最初に陰影を描き、最後に模様を描く。 例=椿・チューリップ

2立体的な花は最初に大まかな陰影を塗ってから徐々に細部を描いていく。 例=菊・薔薇

福井良佑の特別水彩画教室 
2016
講座

開講中です  カリキュラム  

第2回講座9月30日(金)
「花を上手に描く」を振り返って

花は難しい題材の一つです。少しでも楽に描けるコツをお伝えする授業でした。
注意する点は様々ありますが、その中で私が特に大切と思う事を次の4つに
絞って授業を進めました。
福井良佑の特別水彩画教室
2016
講座を振り返る

9月14日(水) 透明水彩の基本をマスターする

9月30日(金) 花の上手な描き方

10月12日(金) キレイな色で描く

10月24日(月) 透明水彩を簡単に楽しむ

11月14日(月) マスキングと塩まきで楽しく描く

11月29日(火) 自然な光の表現

12月13日(火) ペンを使って水彩画を描く

1月10日(火) 背景を創作して描く

1月24日(火) 早春の樹木風景を描く